週末は明石公園にある明石市立博物館に行って来ました。
28日まで催してる夏期特別展・『放浪の天才画家 山下清展』―――
僕自身、むかし小さい時に見に行った記憶があるんだけど、多分同じような感じでしょうか、あのTVドラマ宜しく、放浪画家のイメージがかなり強くあったのですが、改めて観に行くと感心させられ気がつくと引き寄せられていた自分がいました。
所蔵している御遺族側からもイメージを払拭し作品それぞれに見入って欲しいとのご意向通り、幼少少年期の貼り絵に出逢った当初の貴重な作品から、戦争が迫りくる直前の暗い色の作品や、藤・つつじ・桜・菊など彩り豊かな作品、当時は千代紙の彩色も多くない時代、切手を使い、いくつかの紙を重ね創意工夫とはひとことで片づけられない技術や、失敗する要素が高くほとんどの画家たちが手にしてこなかったフェルトペン画の技法など、立ち止まり見入り、下がって見直したり、改めて魅せられてしまいました。
中でも有名どころとはいえ『長岡の花火』には引き寄せられられてしまいました。
或る意味では今年見た花火のなかで一番かもしれませんね。